- Review -

13.04.2019 GDM.co.jp
NH-U12A
定格駆動では、まだまだ余力があるNoctua「NH-U12A」。そこで全コア5.00GHz駆動、コア電圧1.470Vにオーバークロックした状態での冷却性能もチェックしてみることにした。空冷でのオーバークロックが厳しいとされるCore i9-9900Kだが、Noctua「NH-U12A」による安定駆動は可能なのだろうか。早速チェックしていこう。今回のオーバークロックでは、コア電圧を1.470Vに固定しているため、アイドル時でも消費電力は20W弱増加。しかし、CPUの温度はいずれも30℃前半で推移しており、アイドル時は完全に冷却性能が飽和している。続いて消費電力が60W弱も増えた高負荷時の温度を確認すると、標準回転では78℃、L.N.Aでは+4℃の82℃だった。定格からは約10℃上昇しているが、Tjunction(100℃)との差は約20℃もあリ、冷却性能に不安はない。テスト中にサーマルスロットリングと思われるクロックの低下もないことから、「NH-U12A」は常用レベルのオーバークロックであれば、十分な冷却性能を備えているクーラーであると結論づけて良いだろう。
"久し振りにテストを実施したNoctuaのハイエンドCPUクーラー。空冷にこだわり続け、CPUが進化し続けてもなお、このスタイルを変えない。それは”意固地に水冷に手を出さない”のではなく、”空冷で十分対応できる”という、Noctuaの自信の表れにほかならない。" (Kiyoaki Matsugae, GDM.co.jp)

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