- Review -

16.07.2024 GDM.co.jp
NH-D15 G2,NH-D15 G2 HBC,NH-D15 G2 LBC
Noctuaのハイエンド系空冷クーラーの新作が出るたびに「もうこれ以上のアップデートは難しいだろう」と思うのだが、2014年に発売された「NH-D15」は、10年をかけて第2世代(Generation 2)への世代交代を果たした。仮にGeneration 3があと10年後だとすれば気が遠くなりそうだが、Noctuaの製品開発はじっくりと時間を掛ける分、完成品は間違いがなく、どこをつついても詳細な資料が用意され、疑問点をぶつければNoctuaのプロフェッサー・Jakob氏の長い講義が始まる。 Noctua「NH-D15 G2」 NH-D15 G2は、受熱ベースプレートの違いで3パターンが製品化されている。本来であれば、オールラウンダーのNH-D15 G2(無印)だけでも十分だが、HBC(High Base Convexity)とLBC(Low Base Convexity)も製品化し、実際に販売してしまった。販売店や代理店泣かせの複数モデル展開ができるのは、世界中を見回してもNoctuaくらいだろう。一切妥協しないポリシーは、製品開発における姿勢も同様で、自ら高く設定したハードルを10年を掛けて超すスタイルは、もはや尋常ではない。
"肝心な冷却性能については、終えたばかりの検証結果が全てだ。わざわざ振り返る必要はないだろう。" (Kiyoaki Matsugae, GDM.co.jp)

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